手を睨みつける
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ハピネス
著者:古屋 兎丸 |
最近マンガを読んでいなかったので、本屋で買ってみた。マンガというのはいうまでもなく、架空の世界だ。いくら読んだところで、現実に自分にふりかかってくることはない。そんなことは重々承知だ。しかし、不思議なのだが、マンガの登場人物に嫉妬めいた気持ちを抱くことがある。内からじわっと伸びるような恐怖に目をそむけたくなったり、小刻みに震える痛みを感じたりすることがある。そんな鋭利なマンガが自分の本棚に並んでいるのを見てはっとする。考えるべきことというのは自分が考えることから逃げているところにこそあったりする。この文だって、何かからひとまず離れて書いているわけである。小説だと、この痛みは弱いものになる。言葉だけだと隠蔽される部分がある。都合のいいように頭で絵を描くからだ。マンガだとそうはいかない。作者独自の世界が目の前に広がり続ける。作り手の感性が鋭ければ鋭いほど、読み手はそれに応じた「リアル」に出会わざるをえない。そういうリアルを突きつけるマンガ家の一人だ。優れたマンガ家から逃げないようにしたい。
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グエロ (通常盤)
アーティスト:ベック |
「がつがつはしない。とくに声を荒げない。いい音を出そう。」
(最近印象に残った言葉)
「ただ見つめる視線の蓄積。それが私にとって、どれほど財産になっているかしれない。」
宮沢章夫『牛乳の作法』ちくま文庫
→この言葉でどれほど気が楽になったかしれない。しかし、気を楽にしてばかりもいられない。
「うちの会社は動物園。」「ガッツポーズをとる人が多い。」
→ある広告代理店社員の言葉だ。
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